自社工場に適した工場用加湿器が見つかるメディア|Humid for Factories

加湿器を工場へ導入する際の基礎知識

目次を表示
目次

冬季の乾燥や強い換気で湿度が下がる工場では、静電気による生産トラブル、粉じんの浮遊、製品の寸法変化といったリスクが増大します。
工場のような広い空間を安定して管理するには、家庭用加湿器では能力不足です。

本記事では、工場用・業務用加湿器の基本的な知識として、耐用年数や補助金、必要加湿量などを解説します。

工場用加湿器の耐用年数

減価償却上の「法定耐用年数」と、現場での「実寿命」は別物です。また、法定耐用年数は税務上の分類(機械及び装置/建物附属設備)によって差が出ます。基本と運用の目安を整理しました。

必要加湿量とは

必要加湿量とは、ある空間を目標の湿度に保つために1時間あたりに必要な水分量のことです。工場では、製品品質の維持や静電気の防止、作業環境の快適化のために適切な湿度管理が求められます。

工場用加湿器の導入に使える補助金はある?

工場用加湿器というカテゴリ全体を対象にした専用の補助金は確認できませんでしたが、省エネ性能について個別に認定された特定の製品が、経済産業省の補助金の対象設備として採択された実例があります。

対象になるかどうかは加湿器というカテゴリではなく、検討している製品が指定設備として登録されているかどうかで決まります。

工場用加湿器はレンタルできる?

工場用加湿器には、購入だけでなくレンタルという選択肢もあります。特に、冬場だけ使用したい場合や、購入前に実際の効果を確認したい場合、初期費用を抑えたい場合などにレンタルが適しています。

レンタル料金だけでなく、必要加湿量・工場の広さや天井高・設置環境・レンタル期間・メンテナンス費などを含めて、自社に合ったサービスを比較することが重要です。

工場用加湿器は何を基準に選ぶ?

工場用加湿器は、工場の床面積だけでなく、天井高や換気量、現在の湿度、目標湿度、製造工程、設置環境などを考慮して選ぶ必要があります。加湿方式にも気化式・蒸気式・超音波式・水噴霧式などがあり、それぞれ特徴が異なります。

必要加湿量・用途・設置条件・水質や衛生管理・ランニングコストまで総合的に比較し、自社工場の環境に適した加湿器を選ぶことが重要です。

     
【業種別】
工場用加湿器3選

印刷・電子部品
プラスチック工場
なら

製品へのホコリ吸着を防ぎ
結露させずに加湿する
クリーンウェッター
(ヱイワ機工)
クリーンウェッター®︎α
引用元:ヱイワ機工公式HP(https://eiwakiko.com/product/cleanwetter_a)
大きさ(mm) 高さ1,995×幅700×
奥行450~
高さ3,010×幅2,000×
奥行1,000
運転重量(kg) 95~495
加湿量(ℓ/h) 3.4~43.7
加湿可能な
目安面積(㎡)
100~460

▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます

  • X
    気化式

    水に濡らしたエレメントや媒体に風を通し、水分を含んだ湿った空気を供給する方式です。ヒーター不要で消費電力が少なく、結露しにくいため、水滴を嫌う工場に適しています。

    気化式
水滴や結露を発生させない

水分を含んだ空気を大風量で循環させ、広い工場内を行き渡るように均一に加湿。包装フィルムの印刷不良やプラスチック成形品の水跡・曇り、電子部品のショートを防ぐ。

塵・ホコリの付着を防ぎ
外観不良を低減

空間をムラなく加湿することで静電気の帯電を抑制するだけでなく、工場内に浮遊する塵・パウダーを回収。包装フィルムへの白抜け(ピンホール)を防ぎ、プラスチック成形品の外観不良を低減する。

食品工場
製薬工場

なら

湿度を緻密に制御しながら
殺菌された蒸気で加湿する
電熱式蒸気加湿器 SU
(ピーエス工業)
電熱式蒸気加湿器 SU
引用元:ピーエス工業公式HP(https://ps-group.co.jp/product/lineup-h/steam/su)
大きさ(mm) 高さ550×幅380×
奥行285~
高さ650×幅680×
奥行370
運転重量(kg) 16~41
加湿量(ℓ/h) 1.5~23
加湿可能な
目安面積(㎡)
明記なし

▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます

  • X
    蒸気式

    ヒーターで水を100℃に加熱し、衛生的な蒸気を発生させ加湿する方式で、加湿量が大きいことが特徴です。粉塵(白い粉)が発生しないため、製薬・食品工場など厳格な品質管理が求められる工場でよく採用されます。

    蒸気式
殺菌された蒸気で衛生的

ステンレス内の電熱ヒーターで水を加熱・殺菌し、純度の高い蒸気だけを供給して衛生的に加湿。純水を使用するため、ミネラル分が残らず白い粉の浮遊・付着を防げる。

高精度な湿度制御で
品質変動を抑える

湿度センサーの検知値に応じて蒸気量を細かく制御し、設定湿度を一定に維持。粉末原料の固結や生地の乾燥を防ぎ、食品・医薬品の品質を保つ。

製材工場
木材倉庫

なら

高天井の大空間で
木材への滴りを防ぎながら加湿する
ML Princess
(Condair)
ML Princess
引用元:Condair公式サイト(https://www.condair.jp/spray-humidifiers/ml-princess-high-pressure-direct-air-humidifier)
大きさ(mm) 直径540×高さ310
~直径660×高さ330
運転重量(kg) 8.8~9.2
加湿量(ℓ/h) 12~54
加湿可能な
目安面積(㎡)
明記なし

▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます

  • X
    スプレー式

    高圧ポンプや遠心力を用いて水を細かい霧(ミスト)にして噴霧する方式です。加湿能力が高いので、大規模工場や冷却効果が必要な現場に適しますが、水道水に含まれるミネラルや雑菌が水滴と共にそのまま空気中に放出されるため、水質管理が極めて重要になります。

    スプレー式
高天井の大空間を均一に加湿

高圧水による微細なミストを、天井から水平方向に噴霧・気化させることで、高さのある大空間を均一に加湿。木材を加工・保管するエリア全体を一定の湿度で管理できる。

滴り防止構造で
木材の品質を守る

滴りを防ぐノズルと配水ライン構造により、木材への水滴落下や局所的な過湿を防止。水滴による反りやカビなどの品質不良リスクを抑えられる。

※製品の大きさ、運転重量、加湿量、加湿可能な目安面積は、型式により違いがあります。