乾燥が引き起こす静電気トラブル、過加湿による床濡れ、湿度ムラといった課題を、工場用加湿器メーカーのいけうちは「ドライフォグ」技術で解決します。
ここでは、品質安定と省エネを両立する、いけうちの工場用加湿器についてまとめました。
| 加湿方式 | ドライフォグ加湿(省エネかつ高精度な2流体加湿システム) |
|---|---|
| 使用する水 | 水道水 |
| 集塵能力 | 記載なし |
| 到達距離 | 4m以上 |
| メンテナンス | 主要部分は工具不要のワンタッチ脱着で楽にメンテナンス。純水器を利用すればメンテナンスフリー化も可能。 |
| 加湿量 | 58ℓ/hr※事例の数値 |
| 製品重量 | 記載なし |
| 幅 | 109~125mm |
| 高さ | 110mm |
| 奥行 | 記載なし |
| 目安面積 | 記載なし |
AirAKIは、微細な霧で加湿を行う噴霧式の工場用加湿システムです。濡れを抑えながら大空間を均一に加湿できるAirAKIの主な特徴を紹介します。
AirAKIが噴霧するドライフォグは、平均粒子径7.5μmという極めて微細な霧です。
二流体ノズルをはじめとする技術で微粒化された霧は、物質に接触しても破裂しにくく、弾かれる性質を持ちます。
床や設備、製品を濡らすリスクを抑えつつ、工場内を加湿可能。
霧が空気中で素早く蒸発し、水蒸気として拡散するため、工場のような大空間でも湿度ムラが起きにくい点もメリットです。
水の気化熱を利用する噴霧式を採用しており、いけうちのシミュレーションによれば、蒸気式からの切り替えでCO₂排出量を約80%削減※1可能です。条件によってはランニングコストをおよそ5分の1に低減※2できるケースも。
また、気化熱が周囲の温度を下げるため、夏場の冷房負荷軽減にも貢献。補助金対象設備としての採択実績もあります。
湿度センサーと制御盤による自動制御で設定湿度を維持します。
工場内の代表点に設置したセンサーがリアルタイムで湿度を計測し、信号をもとにノズルの噴霧量を自動でON/OFFまたは段階制御。季節変化や生産負荷による湿度の変動を検知し、過加湿や湿度ムラを防ぎながら安定した環境を保ちます。
複数のゾーンに設置したAirAKIを個別制御できるため、用途や作業環境が異なるエリアをそれぞれ適した湿度に自動維持することも可能です。
AirAKIは単一の製品ではなく、現場ごとに最適化される加湿システムです。専門技術者が工場の広さ、天井高、熱源、換気状況を診断し、適した機器レイアウトを設計します。
AirAKIは、印刷工場や食品工場のほか、タオル工場などにも多く導入されています。ここでは、その事例の一部を詳しく解説します。
チーズ熟成庫の低温高湿環境(85%RH)を目指し、当初は蒸気加湿を検討していました。
しかし、蒸気の熱で庫内温度が上昇し、温度を抑えるために冷房を強化すると、今度は結露や床濡れが発生。さらに冷房強化が乾燥を招いてしまうという悪循環に陥っていました。
ドライフォグによって、濡れを発生させずに、庫内を均一に85%RHへ加湿することが可能になりました。
また、水の気化熱が冷房効果を発揮し、庫内温度の上昇を抑制。冷房負荷も軽減され、品質維持と電気代の削減を同時に達成できました。
紙管の素管を製造する工場では、冬場の乾燥で原料紙が水分を失い、折り曲げ加工時の「割れ」が多発していました。
品質維持のため前日の巻き置きはできない状況だったため、作業員が早出して対応。再加工や検品の手間も大きなロスとなっていました。
AirAKIシステムで工場内の湿度を適切に制御した結果、紙の割れが大幅に減少し、不良率は半減しました。通年での巻き置きも可能となり、早出対応はゼロに。
段取り時間が短縮され、生産性向上が実現されました。
タオル工場では、他社製の加湿器を使用していましたが、噴霧する霧が粗く、床濡れが発生。安全のために十分な加湿ができず、目標の湿度60〜70%RHに届かない状態でした。
また、乾燥による静電気で「ふつけ」(綿埃)や糸切れが多発。織機を停止させざるを得なくなるのも課題でした。
AirAKIの微細なドライフォグに変更したことで、床を濡らすことなく安全に加湿することが可能になりました。
品種ごとに適切な湿度へ自動コントロールできるようになり、静電気とふつけの発生も抑制。織機の停止ロスが減り、稼働率が向上しました。
作業員の喉の環境改善にもつながっています。
乾燥による静電気や品質不良、既存加湿器の床濡れに悩む工場に適した加湿システムです。
紙工・繊維・食品加工など、「湿度を上げたいが製品を濡らせない」「空調負荷を抑えながら安定した湿度を保ちたい」といった現場で採用されています。
ドライフォグと、専門技術者による設計、湿度センサーによる自動制御を組み合わせられる点が特徴。空間全体をムラなく加湿しつつ、床濡れを防ぎ、静電気や粉塵の発生を抑制します。
省エネ性に優れる一流体ノズルと、濡らさない二流体ノズルを組み合わせたハイブリッドシステムです。大量換気や有機溶剤を使用する工場など、加湿負荷が大きい現場に向いています。
ベース湿度は一流体で効率よく確保し、精密な制御が必要な要所は二流体で対応。無駄打ちを抑えながら省エネと精密湿度管理を両立します。
| 加湿方式 | 1流体加湿+2流体加湿のハイブリッド加湿システム、周囲に濡れを発生させないドライフォグ加湿 |
|---|---|
| 使用する水 | クリーンな水 |
| 集塵能力 | 記載なし |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | 記載なし |
| 加湿量 | 293L/hr ※AUヘッダー(4m、8個付き)×14 AE-2(03C)×26の場合の事例の数値 |
| 製品重量 | 記載なし |
| 幅 | 記載なし |
| 高さ | 記載なし |
| 奥行 | 記載なし |
| 目安面積 | 記載なし |
クリーンルームをはじめとする、衛生管理の徹底が求められる空間に適した、空調機内・ダクト内設置型の加湿器です。室内に直接噴霧せず、空調システム内部で高効率な加湿を行います。
飽和効率(加湿効率)は90%以上と高い値となっており、噴霧された霧はほとんどが気化。ダクト内での結露や濡れのリスクを抑制します。
| 加湿方式 | ドライフォグによる2流体加湿の水噴霧式加湿システム |
|---|---|
| 使用する水 | 市水※逆浸透膜純水器・イオン交換樹脂純水器などの給水機器で生成した純水を使用する構成 |
| 集塵能力 | 記載なし |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | 使用するエアーや水がクリーンなほどメンテナンス作業や時間が軽減 |
| 加湿量 | 300ℓ/hr |
| 製品重量 | 記載なし |
| 幅 | 記載なし |
| 高さ | 記載なし |
| 奥行 | 記載なし |
| 目安面積 | 記載なし |
「霧のいけうち」として知られるいけうちは、1954年の創業から70年以上にわたりスプレーノズル技術を追求してきた企業です。豊富な製品ラインナップを備え、産業空調、冷房、農畜産など幅広い分野で噴霧技術を応用したソリューションを提供しています。
国内外の拠点網を通じて、製品納入から施工、メンテナンスまで一貫したサポートが可能です。
| 会社名 | 株式会社 いけうち |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市西区阿波座1-15-15 第一協業ビル |
| 電話番号 | 06-6538-1075 |
| URL | https://www.dry-fog.com/jp/ |
印刷・電子部品
プラスチック工場
なら
| 大きさ(mm) | 高さ1,995×幅700× 奥行450~ 高さ3,010×幅2,000× 奥行1,000 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 95~495 |
| 加湿量(ℓ/h) | 3.4~43.7 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
100~460 |
▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます
水分を含んだ空気を大風量で循環させ、広い工場内を行き渡るように均一に加湿。包装フィルムの印刷不良やプラスチック成形品の水跡・曇り、電子部品のショートを防ぐ。
空間をムラなく加湿することで静電気の帯電を抑制するだけでなく、工場内に浮遊する塵・パウダーを回収。包装フィルムへの白抜け(ピンホール)を防ぎ、プラスチック成形品の外観不良を低減する。
食品工場
製薬工場
なら
| 大きさ(mm) | 高さ550×幅380× 奥行285~ 高さ650×幅680× 奥行370 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 16~41 |
| 加湿量(ℓ/h) | 1.5~23 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
明記なし |
▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます
ステンレス内の電熱ヒーターで水を加熱・殺菌し、純度の高い蒸気だけを供給して衛生的に加湿。純水を使用するため、ミネラル分が残らず白い粉の浮遊・付着を防げる。
湿度センサーの検知値に応じて蒸気量を細かく制御し、設定湿度を一定に維持。粉末原料の固結や生地の乾燥を防ぎ、食品・医薬品の品質を保つ。
製材工場
木材倉庫
なら
| 大きさ(mm) | 直径540×高さ310 ~直径660×高さ330 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 8.8~9.2 |
| 加湿量(ℓ/h) | 12~54 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
明記なし |
▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます
高圧水による微細なミストを、天井から水平方向に噴霧・気化させることで、高さのある大空間を均一に加湿。木材を加工・保管するエリア全体を一定の湿度で管理できる。
滴りを防ぐノズルと配水ライン構造により、木材への水滴落下や局所的な過湿を防止。水滴による反りやカビなどの品質不良リスクを抑えられる。