自社工場に適した工場用加湿器が見つかるメディア|Humid for Factories

気化式

工場用加湿器「気化式」の特徴

気化式加湿器とは、水を含ませた加湿エレメントに風を通し、水分を自然蒸発させることで加湿する方式です。

気化式加湿器の仕組み

加湿エレメントに供給された水へ送風機で風を当てることで、水分が蒸発し、加湿された空気が室内へ供給されます。

自然界における洗濯物の乾燥と似た原理であり、水蒸気として放出されるため、白い煙やミストは発生しません。

メリット デメリット
消費電力が比較的低く、ランニングコストを抑えやすい スチーム式と比べると加湿の立ち上がりが緩やか
水を加熱しないため火傷のリスクが低い 加湿能力が周囲の温度や湿度の影響を受ける
過加湿になりにくく、結露リスクを抑えやすい 加湿エレメントやフィルターの定期的な清掃・交換が必要
工場や倉庫など大空間の長時間運転に適している 換気量が多い施設では十分な加湿能力の確保が必要
ミストを噴霧しないため周辺機器への影響が少ない 給水設備や排水設備の管理が必要になる場合がある

工場用加湿器「気化式」の分類

気化式加湿器には複数の種類があり、設置環境や用途に応じて選定します。

加湿能力だけでなく、設置方法や給排水条件も確認することが重要です。

据置型

据置型は床面へ設置するタイプです。

比較的大きな加湿能力を持つ機種が多く、工場や倉庫で採用されています。

特徴

  • 大容量加湿が可能
  • 移設しやすい
  • 工事負担が比較的小さい

適した施設

  • 工場
  • 倉庫
  • 体育館
  • 作業場

天井吊り下げ型

天井へ設置するタイプです。

床スペースを使用せずに加湿できます。

特徴

  • 作業動線を妨げない
  • 広範囲へ送風しやすい
  • レイアウト変更の影響を受けにくい

適した施設

  • 製造工場
  • 物流倉庫
  • 大型施設

ダクト接続型

空調設備と連携して加湿するタイプです。

空調機内やダクト内へ設置し、建物全体の湿度管理を行います。

特徴

  • 全館加湿が可能
  • 湿度管理を一元化できる
  • 大規模施設に対応しやすい

適した施設

  • オフィスビル
  • 病院
  • 工場
  • 研究施設

パッケージ空調連携型

既存空調設備へ組み込むタイプです。

空調更新時や新築時に採用されることがあります。

特徴

  • 空調との連動制御が可能
  • 室内環境を均一化しやすい
  • 省スペース化に貢献

適した施設

  • オフィス
  • 商業施設
  • 医療施設

工場用加湿器「気化式」の導入事例

プリント基板実装工程の静電気対策とクリーン環境を改善|富山県内某電子部品製造会社

導入前は冬場の静電気対策と設備へのホコリ付着に課題があった

車載用プリント基板の実装工程では、取引先から求められる静電気対策の基準が年々厳しくなっていました。そのため、冬場でも安定した湿度管理ができる加湿設備の導入が必要となっていました。

また、生産設備の上部にはホコリが付着しやすく、製造環境のクリーン化も課題の一つでした。

導入後は湿度50%以上を安定的に確保し、工程のクリーン化にも貢献

プリント基板実装工程にクリーンウェッター®α AW-151型を2基導入したことで、静電気対策エリアにおいて湿度50%以上を安定的に維持できるようになりました。

導入の決め手となったのは、「水滴が発生しないこと」と「空気清浄機能を備えていること」です。

実際の運用では、これまで設備上部に見られたホコリの付着が大幅に減少。静電気対策だけでなく、製造工程のクリーン環境維持にも効果を発揮しています。

参照元:ヱイワ機工公式サイト(https://eiwakiko.com/voice)
製造現場の条件に適した
加湿器が見つかる
【工場用加湿器3選】

工場用加湿器は気化式、蒸気式、噴霧式に大別され、工場によって適した加湿方式や性能が異なります。

当メディアでは、製造現場特有の課題解決に特化した工場用加湿装置を徹底調査。製品不良や製造ラインへの影響を防ぎ、工場が求める加湿性能を満たす加湿器を業種別に厳選して紹介しています。自社工場に合った加湿器検討の参考としてご活用ください。

【業種別】工場用加湿器3選
を見る

【業種別】
工場用加湿器3選

印刷・電子部品
プラスチック工場
なら

製品へのホコリ吸着を防ぎ
結露させずに加湿する
クリーンウェッター
(ヱイワ機工)
クリーンウェッター®︎α
引用元:ヱイワ機工公式HP(https://eiwakiko.com/product/cleanwetter_a)
大きさ(mm) 高さ1,995×幅700×
奥行450~
高さ3,010×幅2,000×
奥行1,000
運転重量(kg) 95~495
加湿量(ℓ/h) 3.4~43.7
加湿可能な
目安面積(㎡)
100~460

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  • X
    気化式

    水に濡らしたエレメントや媒体に風を通し、水分を含んだ湿った空気を供給する方式です。ヒーター不要で消費電力が少なく、結露しにくいため、水滴を嫌う工場に適しています。

    気化式
水滴や結露を発生させない

水分を含んだ空気を大風量で循環させ、広い工場内を行き渡るように均一に加湿。包装フィルムの印刷不良やプラスチック成形品の水跡・曇り、電子部品のショートを防ぐ

塵・ホコリの付着を防ぎ
外観不良を低減

空間をムラなく加湿することで静電気の帯電を抑制するだけでなく、工場内に浮遊する塵・パウダーを回収。包装フィルムへの白抜け(ピンホール)を防ぎ、プラスチック成形品の外観不良を低減する

食品工場
製薬工場

なら

湿度を緻密に制御しながら
殺菌された蒸気で加湿する
電熱式蒸気加湿器 SU
(ピーエス工業)
電熱式蒸気加湿器 SU
引用元:ピーエス工業公式HP(https://ps-group.co.jp/product/lineup-h/steam/su)
大きさ(mm) 高さ550×幅380×
奥行285~
高さ650×幅680×
奥行370
運転重量(kg) 16~41
加湿量(ℓ/h) 1.5~23
加湿可能な
目安面積(㎡)
明記なし

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  • X
    蒸気式

    ヒーターで水を100℃に加熱し、衛生的な蒸気を発生させ加湿する方式で、加湿量が大きいことが特徴です。粉塵(白い粉)が発生しないため、製薬・食品工場など厳格な品質管理が求められる工場でよく採用されます。

    蒸気式
殺菌された蒸気で衛生的

ステンレス内の電熱ヒーターで水を加熱・殺菌し、純度の高い蒸気だけを供給して衛生的に加湿。純水を使用するため、ミネラル分が残らず白い粉の浮遊・付着を防げる

高精度な湿度制御で
品質変動を抑える

湿度センサーの検知値に応じて蒸気量を細かく制御し、設定湿度を一定に維持。粉末原料の固結や生地の乾燥を防ぎ、食品・医薬品の品質を保つ。

製材工場
木材倉庫

なら

高天井の大空間で
木材への滴りを防ぎながら加湿する
ML Princess
(Condair)
ML Princess
引用元:Condair公式サイト(https://www.condair.jp/spray-humidifiers/ml-princess-high-pressure-direct-air-humidifier)
大きさ(mm) 直径540×高さ310
~直径660×高さ330
運転重量(kg) 8.8~9.2
加湿量(ℓ/h) 12~54
加湿可能な
目安面積(㎡)
明記なし

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  • X
    スプレー式

    高圧ポンプや遠心力を用いて水を細かい霧(ミスト)にして噴霧する方式です。加湿能力が高いので、大規模工場や冷却効果が必要な現場に適しますが、水道水に含まれるミネラルや雑菌が水滴と共にそのまま空気中に放出されるため、水質管理が極めて重要になります。

    スプレー式
高天井の大空間を均一に加湿

高圧水による微細なミストを、天井から水平方向に噴霧・気化させることで、高さのある大空間を均一に加湿。木材を加工・保管するエリア全体を一定の湿度で管理できる

滴り防止構造で
木材の品質を守る

滴りを防ぐノズルと配水ライン構造により、木材への水滴落下や局所的な過湿を防止。水滴による反りやカビなどの品質不良リスクを抑えられる

※製品の大きさ、運転重量、加湿量、加湿可能な目安面積は、型式により違いがあります。