工場の品質維持や静電気対策には適切な湿度管理が欠かせません。特にクリーンルームや精密工程では、異物混入リスクを抑えた安全な大容量加湿が求められます。ユーキャンの間接式蒸気加湿器は、純水・超純水に対応し、こうした厳しい要求にも応えられる選択肢です。
ここでは、YUGEDAS UC-YDNシリーズをはじめとするユーキャンの工場用加湿器について、特徴や導入事例などをまとめています
| 加湿方式 | 間接式蒸気加湿、蒸気加湿 |
|---|---|
| 使用する水 | RO処理水(1~20μS/cm)、純水[R](1~10μS/cm)、超純水[D](<1μS/cm) |
| 集塵能力 | 記載なし |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | とくに水道水を使用する場合は定期的な清掃が必要 |
| 加湿量 | 10N(R/D):10~30kg/h |
| 製品重量 | 記載なし |
| 幅 | 記載なし |
| 高さ | 記載なし |
| 奥行 | 記載なし |
| 目安面積 | 記載なし |
ユーキャンのYUGEDAS UC-YDNシリーズは、純水・超純水を蒸発させて加湿する間接式の工場用加湿器です。衛生性や安全性に優れた本シリーズの特徴を紹介します。
不純物をほとんど含まない「純水・超純水」を蒸発させて加湿することを前提に設計された加湿器です。
採用されている間接式では、工場にもともとあるボイラー設備で作られた蒸気(一次蒸気)を熱源として利用し、加湿用に用意した純水を温めて蒸発(二次蒸気)させます。
一次蒸気と二次蒸気は直接混ざらず、熱だけが伝わる構造です。ボイラー側の配管にサビや不純物が含まれていても、二次蒸気に混入する心配がありません。
クリーンな蒸気で加湿でき、わずかな不純物でも影響が大きい半導体・製薬・精密化学・電池材料などに適しています。
熱源としてボイラー蒸気(一次蒸気)を利用する構造上、YUGEDAS UC-YDNシリーズは電気ヒーターで水を温めたり、ガスや灯油を燃やしたりする必要がありません。加湿器本体からの火災リスクを低減でき、工場内の安全性を高められます。
大きな電力を消費する電気ヒーター方式と比較して、消費電力を抑えられる点もメリットです。
定時排水機能や自動停止機能といった、安定した連続運転を支える機能が備わっているのも、YUGEDAS UC-YDNシリーズの特徴です。
一般的に、加湿器のタンク内では水だけが蒸発していくため、純水であっても使い続けると不純物がだんだんと蓄積していきます。YUGEDAS UC-YDNシリーズは、定時自動排水機能によって衛生的な状態を維持。
さらに、水が足りない渇水状態や、あふれそうな溢水の状態、水漏れ、排水トラブルなどを検知すると自動で停止し、ブザーで知らせる多重の保護システムも搭載しています。
UC-YDNシリーズには、1時間あたり最大200kg(約200L)の水を蒸発させられる、大容量モデルもラインナップされています。広い工場のフロア全体や、生産設備の排熱・換気で乾燥負荷が高い製造室といった環境にも対応可能です。
乾燥による静電気が製品不良につながる印刷工場や樹脂加工工程、搬送熱源が多い組立エリアなどの安定稼働を支えます。
高い清浄度が求められる工場に適しています。半導体、製薬、精密化学、バイオ研究、電池材料の製造ラインなど、不純物やイオンが製品に混入することを特に避けたい環境です。
こうした現場では、純水・超純水を使用したクリーンな蒸気を、大量に供給できる能力が求められます。
広い面積や、換気負荷の高い環境であっても対応できる「最大200kg/hの大容量」、「ヒーター不使用による安全性」、「低消費電力」といった特徴が、YUGEDAS UC-YDNシリーズを選ぶ決め手となるでしょう。
オフィスの天井エアコンのような、天井カセット型の加湿器です。電気で発熱するPTCヒーターを水の中に入れて沸騰させる「PTC水中ヒーター式」を採用しており、室内へ衛生的な沸騰蒸気を直接噴霧します。
工場全体ではなく区画ごとに設置する仕様の、医療施設、オフィス、工場の居室(作業室や休憩室)などに向いた製品です。
パナソニックの「ナノイー」(空気中の菌やニオイを抑えるイオン技術)搭載モデルであるUC-TJ1000Nも選択できます。
使用するのはRO膜で処理した水や純水です。天井設置を容易にするため、溜まった水をポンプで強制排水する「ドレンアップ機構」や、水漏れ時に給水を止める「緊急給水遮断弁」も標準装備しています。
| 加湿方式 | 蒸気式 |
|---|---|
| 使用する水 | 水質:RO処理水(1~20μS/cm)、純水 |
| 集塵能力 | 記載なし |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | ドレンアップ機構を標準搭載。リモコン操作により水の入れ替えや水抜き作業を行うことができ、点検作業が簡便化。 |
| 加湿量 | 強:1.1kg/h、弱:0.5kg/h |
| 製品重量 | 33.0kg |
| 幅 | 記載なし |
| 高さ | 記載なし |
| 奥行 | 記載なし |
| 目安面積 | 記載なし |
超音波で霧を発生させる加湿器です。
特に、冷蔵倉庫や食品バックヤードといった低温環境で、野菜や肉などの乾燥を防ぎ、鮮度を維持します。
シリーズには、凍結防止仕様や、米穀低温倉庫向けなど、多彩な特殊仕様もラインナップ。
オプションでUVランプや定時排水システムを追加でき、衛生性を高めることも可能です。
| 加湿方式 | 超音波式 |
|---|---|
| 使用する水 | 記載なし |
| 集塵能力 | 記載なし |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | 工具なしで日常の清掃やメンテナンスが可能。 |
| 加湿量 | F45:2.0~6.0L/h |
| 製品重量 | 記載なし |
| 幅 | 記載なし |
| 高さ | 記載なし |
| 奥行 | 記載なし |
| 目安面積 | 記載なし |
1981年に創業した加湿器・空調周辺機器の専業メーカーです。本社および工場を東京都八王子市に構えています。
国際的な品質管理基準である「ISO9001」※と、環境配慮の基準である「ISO14001」※の認証を取得。設計・製造・販売に加え、メンテナンス・修理のサポートも自社で提供しています。
東京・大阪・名古屋・福岡に営業所を展開し、工場、医療、流通倉庫など、多様な業界の湿度管理の課題を解決しています。
| 会社名 | ユーキャン株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都八王子市散田町5-6-19 |
| 電話番号 | 042-665-8846 |
| URL | https://www.ucan.co.jp/ |
印刷・電子部品
プラスチック工場
なら
| 大きさ(mm) | 高さ1,995×幅700× 奥行450~ 高さ3,010×幅2,000× 奥行1,000 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 95~495 |
| 加湿量(ℓ/h) | 3.4~43.7 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
100~460 |
▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます
水分を含んだ空気を大風量で循環させ、広い工場内を行き渡るように均一に加湿。包装フィルムの印刷不良やプラスチック成形品の水跡・曇り、電子部品のショートを防ぐ。
空間をムラなく加湿することで静電気の帯電を抑制するだけでなく、工場内に浮遊する塵・パウダーを回収。包装フィルムへの白抜け(ピンホール)を防ぎ、プラスチック成形品の外観不良を低減する。
食品工場
製薬工場
なら
| 大きさ(mm) | 高さ550×幅380× 奥行285~ 高さ650×幅680× 奥行370 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 16~41 |
| 加湿量(ℓ/h) | 1.5~23 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
明記なし |
▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます
ステンレス内の電熱ヒーターで水を加熱・殺菌し、純度の高い蒸気だけを供給して衛生的に加湿。純水を使用するため、ミネラル分が残らず白い粉の浮遊・付着を防げる。
湿度センサーの検知値に応じて蒸気量を細かく制御し、設定湿度を一定に維持。粉末原料の固結や生地の乾燥を防ぎ、食品・医薬品の品質を保つ。
製材工場
木材倉庫
なら
| 大きさ(mm) | 直径540×高さ310 ~直径660×高さ330 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 8.8~9.2 |
| 加湿量(ℓ/h) | 12~54 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
明記なし |
▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます
高圧水による微細なミストを、天井から水平方向に噴霧・気化させることで、高さのある大空間を均一に加湿。木材を加工・保管するエリア全体を一定の湿度で管理できる。
滴りを防ぐノズルと配水ライン構造により、木材への水滴落下や局所的な過湿を防止。水滴による反りやカビなどの品質不良リスクを抑えられる。