自社工場に適した工場用加湿器が見つかるメディア|Humid for Factories

プラスチック成形工場

プラスチック成形工場では、静電気による放電やチリ・ホコリの吸着、それに伴う製品の外観不良といったトラブルが品質や歩留まりに直結します。

ここでは、プラスチック成形工場における加湿器選びのポイントと、実際の導入事例をまとめました。

プラスチック成形工場に求められる加湿

  • 静電気の抑制による放電・パチパチの防止
  • 成形品(プラスチック製品)へのチリ・ホコリ付着の減少
  • 異物混入(コンタミ)対策による外観不良の低減
  • 水道水でも白粉(カルキ成分)を発生させない衛生的な加湿

プラスチック素材は電気を通しにくいため、摩擦などによって非常に静電気が帯電しやすい特性を持っています。

乾燥する季節には、帯電した製品が周囲のチリやホコリを磁石のように吸い寄せてしまい、塗装ムラや外観不良といった品質低下を引き起こします。そのため、工場内の湿度を一定以上に保ち、静電気が自然に漏洩する環境を作ることが重要です。

プラスチック成形工場における、
加湿の注意点

  • 加湿方式によっては、製品に水跡や曇りが出る
  • 水道水を使うと、カルシウム成分(白粉)が飛散するリスク
  • 純水装置の導入はランニングコストが高額になる

プラスチック成形工場では、加湿の「質」にも繊細な注意が求められます。 一般的なノズル噴霧式(ミスト式)加湿器で水道水を使用すると、水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分が結晶化し、「白い粉(白粉)」となって製品に付着してしまう問題があります。かといって純水(ろ過水)を使用するシステムにすると、今度は設備投資やランニングコストが跳ね上がってしまうのが大きな悩みどころです。

こうしたコスト面と品質対策のジレンマを、実際の工場ではどのように解決しているのでしょうか。次で導入事例を紹介します。

プラスチック成形工場への業務用加湿器・導入事例

プラスチック成形工場では、成形品へのチリ・ホコリの付着や、静電気によるトラブルを防止できる加湿器が求められます。乾燥による静電気は異物混入や作業性の低下に直結するためです。
ここではプラスチック成形工場に導入された「クリーンウェッター®︎CR」の事例を解説します。

静電気とホコリの付着を解消、コストを抑えたクリーン化を実現|プラスチック成形工場

  • 導入企業:近畿容器株式会社
エイワ機工の加湿器
引用元:エイワ機工公式サイト
(https://eiwakiko.com/voice)

静電気のバチバチと製品へのチリ・ホコリの付着が課題

近畿容器株式会社のプラスチック成形工場では、乾燥による静電気の発生や、成形品へのチリ・ホコリの付着に悩まされており、有効な加湿器を探していました。
当初はノズル噴霧式を検討したものの、水道水を使用すると水中のカルシウム成分などが「白粉」として飛散することが判明。白粉を防ぐための純水運用はランニングコストが高く、導入を断念せざるを得ない状況でした。

水道水でも白粉が出ず、
HEPAフィルターで集塵効果も実感

水道水を使用しても白粉が出ない加湿器を探す中で、エイワ機工のクリーンウェッター®︎に辿り着き、導入を決定しました。

クリーンウェッター®︎による適切な加湿により、静電気やチリ・ホコリの付着問題が見事に解消。さらに、オプションのHEPAフィルターを装着したことで高い集塵効果も発揮され、非常に満足のいく結果となりました。
懸念していた「加湿による金型の錆び」についても、24時間体制で室温23℃・湿度55%の一定空調管理を行っているため、問題なく安全に運用されています。

参照元:エイワ機工公式サイト(https://eiwakiko.com/voice)
製造現場の条件に適した
加湿器が見つかる
【工場用加湿器3選】

工場用加湿器は気化式、蒸気式、噴霧式に大別され、工場によって適した加湿方式や性能が異なります。

当メディアでは、製造現場特有の課題解決に特化した工場用加湿装置を徹底調査。製品不良や製造ラインへの影響を防ぎ、工場が求める加湿性能を満たす加湿器を業種別に厳選して紹介しています。自社工場に合った加湿器検討の参考としてご活用ください。

【業種別】工場用加湿器3選
を見る

【業種別】
工場用加湿器3選

印刷・電子部品
プラスチック工場
なら

製品へのホコリ吸着を防ぎ
結露させずに加湿する
クリーンウェッター
(ヱイワ機工)
クリーンウェッター®︎α
引用元:ヱイワ機工公式HP(https://eiwakiko.com/product/cleanwetter_a)
大きさ(mm) 高さ1,995×幅700×
奥行450~
高さ3,010×幅2,000×
奥行1,000
運転重量(kg) 95~495
加湿量(ℓ/h) 3.4~43.7
加湿可能な
目安面積(㎡)
100~460

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  • X
    気化式

    水に濡らしたエレメントや媒体に風を通し、水分を含んだ湿った空気を供給する方式です。ヒーター不要で消費電力が少なく、結露しにくいため、水滴を嫌う工場に適しています。

    気化式
水滴や結露を発生させない

水分を含んだ空気を大風量で循環させ、広い工場内を行き渡るように均一に加湿。包装フィルムの印刷不良やプラスチック成形品の水跡・曇り、電子部品のショートを防ぐ

塵・ホコリの付着を防ぎ
外観不良を低減

空間をムラなく加湿することで静電気の帯電を抑制するだけでなく、工場内に浮遊する塵・パウダーを回収。包装フィルムへの白抜け(ピンホール)を防ぎ、プラスチック成形品の外観不良を低減する

食品工場
製薬工場

なら

湿度を緻密に制御しながら
殺菌された蒸気で加湿する
電熱式蒸気加湿器 SU
(ピーエス工業)
電熱式蒸気加湿器 SU
引用元:ピーエス工業公式HP(https://ps-group.co.jp/product/lineup-h/steam/su)
大きさ(mm) 高さ550×幅380×
奥行285~
高さ650×幅680×
奥行370
運転重量(kg) 16~41
加湿量(ℓ/h) 1.5~23
加湿可能な
目安面積(㎡)
明記なし

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  • X
    蒸気式

    ヒーターで水を100℃に加熱し、衛生的な蒸気を発生させ加湿する方式で、加湿量が大きいことが特徴です。粉塵(白い粉)が発生しないため、製薬・食品工場など厳格な品質管理が求められる工場でよく採用されます。

    蒸気式
殺菌された蒸気で衛生的

ステンレス内の電熱ヒーターで水を加熱・殺菌し、純度の高い蒸気だけを供給して衛生的に加湿。純水を使用するため、ミネラル分が残らず白い粉の浮遊・付着を防げる

高精度な湿度制御で
品質変動を抑える

湿度センサーの検知値に応じて蒸気量を細かく制御し、設定湿度を一定に維持。粉末原料の固結や生地の乾燥を防ぎ、食品・医薬品の品質を保つ。

製材工場
木材倉庫

なら

高天井の大空間で
木材への滴りを防ぎながら加湿する
ML Princess
(Condair)
ML Princess
引用元:Condair公式サイト(https://www.condair.jp/spray-humidifiers/ml-princess-high-pressure-direct-air-humidifier)
大きさ(mm) 直径540×高さ310
~直径660×高さ330
運転重量(kg) 8.8~9.2
加湿量(ℓ/h) 12~54
加湿可能な
目安面積(㎡)
明記なし

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  • X
    スプレー式

    高圧ポンプや遠心力を用いて水を細かい霧(ミスト)にして噴霧する方式です。加湿能力が高いので、大規模工場や冷却効果が必要な現場に適しますが、水道水に含まれるミネラルや雑菌が水滴と共にそのまま空気中に放出されるため、水質管理が極めて重要になります。

    スプレー式
高天井の大空間を均一に加湿

高圧水による微細なミストを、天井から水平方向に噴霧・気化させることで、高さのある大空間を均一に加湿。木材を加工・保管するエリア全体を一定の湿度で管理できる

滴り防止構造で
木材の品質を守る

滴りを防ぐノズルと配水ライン構造により、木材への水滴落下や局所的な過湿を防止。水滴による反りやカビなどの品質不良リスクを抑えられる

※製品の大きさ、運転重量、加湿量、加湿可能な目安面積は、型式により違いがあります。