ピーエス工業の電熱式蒸気加湿器SUは、ステンレス製蒸発槽で水を電熱加熱し、清潔な蒸気のみを供給する蒸気式加湿器です。純水対応・比例制御機能により、湿度を0〜100%の範囲で精密に調整できるため、食品・製薬・精密機器などクリーン環境での品質安定に適しています。
ここではSUをはじめとする、ピーエス工業の工場用加湿器についてまとめました。
| 加湿方式 | 蒸気式(電熱ヒータで水を加熱して蒸気を発生させる電熱式蒸気加湿器) |
|---|---|
| 使用する水 | 一般市水/軟水/純水(0.2mS/m以上)※超純水は使用不可 |
| 集塵能力 | 水に含まれた白い粉や細菌を放出せず、クリーンな加湿が可能 |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | 運転時間積算計でメンテナンス時期を把握可能、定期的な消耗品が少ない |
| 加湿量 | 1.2~3.4kg/h |
| 製品重量 | 19.5~73.0kg |
| 幅 | 380~680 |
| 高さ | 550~650 |
| 奥行 | 285~370 |
| 目安面積 | 記載なし |
電熱式蒸気加湿器SUは、水を沸騰させて蒸気のみを供給する蒸気式の工場用加湿器です。衛生性と精度に優れたSUの主な特徴を紹介します。
電熱ヒーターで水を沸騰させ、蒸気のみを供給する仕組みを採用しています。水中に含まれるミネラル分や細菌類を室内に放出しない点がメリットです。
水道水だけでなく純水の使用にも対応(超純水は除く)。ミネラル由来の「白い粉」の発生を抑えられます。
異物混入リスクや微生物管理が特に厳しい食品工場、製薬工場、クリーンルームなど、高い衛生要件が求められる現場の環境維持に適します。
内部の調節器と湿度センサーにより、外部コントローラがなくても比例制御(連続出力制御)が可能です。また、4~20mAや0~10Vなどの外部制御信号を受けることで、上位システムとの連動やより高精度な出力制御にも対応。
低湿による静電気の発生や、高湿による腐食・結露を避けたい電子・精密機器の製造工程、温湿度変化を極小化したい検査室などの品質管理に貢献します。
連続運転を前提とした設計が特徴で、定期的な排水制御とフロート式給水により、安定した蒸気供給を維持します。
また、運転時間積算計を標準装備しており、メンテナンス時期の把握が容易です。法令対応の手間を簡素化する漏電遮断器も内蔵。
長時間運転を想定した設計のため、夜間運転を含む連続稼働にも対応可能です。
複数台設置時の施工性にも配慮されています。
親機(リーダー)1台に設定や制御信号を送るだけで、他の子機(フォロワー)が連動して動く「リーダー/フォロワー方式」を採用しており、最大8台まで連動可能です。制御信号の配線は親機1台分だけで済むため、工事の手間とコストの削減に貢献します。
曜日・時間タイマー機能を標準搭載しており、工場の操業スケジュールに合わせた運転の最適化も容易です。
電熱式蒸気加湿器は、湿度ムラや衛生リスクを解決したい工場に導入されています。ここでは、その事例について詳しく解説します。
アルコール検知器を製造する東海電子では、目標環境「25℃・55%RH」の維持が課題でした。
従来は気化式加湿器と除湿機を併用。しかし温湿度が不安定で、生産に影響が出る状態でした。
特に多湿期には結露やカビが発生し、気化式加湿器の雑菌繁殖リスクや運転音も問題に。安定した品質維持のため、根本的な空調・湿度管理の見直しが求められていました。
ピーエス工業の「SU」と除湿機「DH」を導入し、24時間稼働させることで、目標の「25℃・55%RH」を安定維持できるようになりました。換気量を増やした場合でも、室内湿度は安定しています。
また、蒸気加湿への変更により、清掃や排水の手間も軽減。雑菌繁殖のリスクや騒音問題が解消し、安全衛生面、作業環境全体の改善にもつながりました。
食品工場、製薬工場、精密機器工場では、低湿による静電気や粉の飛散、高湿による結露や菌繁殖など、相反する課題を抱えやすい現場が多くあります。
電熱式蒸気加湿器SUは、水を電熱で沸騰させたクリーンな蒸気で加湿するため、これらの課題を同時に解消。安定した湿度環境を維持しながら、製造エリアの衛生基準を守ります。
気化式と細霧式を組み合わせたハイブリッド加湿器で、省エネルギーながら高精度な湿度制御が可能です。
RO純水+銀イオン技術により衛生性が高いのが特徴。インバーター制御で精密な調整ができ、病院・研究所・製薬工場など高レベルな湿度管理が求められる現場に適しています。
| 加湿方式 | 気化細霧式ハイブリット加湿器 |
|---|---|
| 使用する水 | RO純水 |
| 集塵能力 | 記載なし |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | 銀イオン添加システムカートリッジの交換がメイン |
| 加湿量 | 40~1000kg/h |
| 製品重量 | 記載なし |
| 幅 | 600~900 mm |
| 高さ | 1,000~4,000 mm |
| 奥行 | 1,000~4,200 mm |
| 目安面積 | 記載なし |
加湿と除湿を1台で自動制御でき、年間を通じて安定した湿度環境を維持できる調湿ユニットです。
季節や外気条件の変化に応じて加湿・除湿を切り替え、急激な湿度変動を抑制。白粉や細菌を放出しない方式を採用しており、衛生性が求められる空間にも対応します。
省スペース設計で設置しやすく、湿度管理の手間を軽減できる点が特長です。
| 加湿方式 | 気化式 |
|---|---|
| 使用する水 | 一般市水、軟水、純水(0.2mS/m以上) |
| 集塵能力 | 記載なし |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | 取付、給排水、電気などの工事が一切不要 |
| 加湿量 | 1.5kg/h(除湿能力1.2/1.3kg/h) |
| 製品重量 | 88kg |
| 幅 | 43cm |
| 高さ | 記載なし |
| 奥行 | 48.4cm |
| 目安面積 | 記載なし |
1960年に創立し、全国に拠点と工場を展開している温湿度専門メーカーです。
全10社で構成されているピーエスグループ(2025年11月時点)に属しており、各社と連携しながら事業を展開。主に暖房・冷房・加湿・除湿装置を製造・販売しており、産業用途の湿度設計・制御技術に強みを持っています。
| 会社名 | ピーエス工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区富ヶ谷1-1-3 |
| 電話番号 | 03-3485-8811 |
| URL | https://ps-group.co.jp/ |
印刷・電子部品
プラスチック工場
なら
| 大きさ(mm) | 高さ1,995×幅700× 奥行450~ 高さ3,010×幅2,000× 奥行1,000 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 95~495 |
| 加湿量(ℓ/h) | 3.4~43.7 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
100~460 |
▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます
水分を含んだ空気を大風量で循環させ、広い工場内を行き渡るように均一に加湿。包装フィルムの印刷不良やプラスチック成形品の水跡・曇り、電子部品のショートを防ぐ。
空間をムラなく加湿することで静電気の帯電を抑制するだけでなく、工場内に浮遊する塵・パウダーを回収。包装フィルムへの白抜け(ピンホール)を防ぎ、プラスチック成形品の外観不良を低減する。
食品工場
製薬工場
なら
| 大きさ(mm) | 高さ550×幅380× 奥行285~ 高さ650×幅680× 奥行370 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 16~41 |
| 加湿量(ℓ/h) | 1.5~23 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
明記なし |
▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます
ステンレス内の電熱ヒーターで水を加熱・殺菌し、純度の高い蒸気だけを供給して衛生的に加湿。純水を使用するため、ミネラル分が残らず白い粉の浮遊・付着を防げる。
湿度センサーの検知値に応じて蒸気量を細かく制御し、設定湿度を一定に維持。粉末原料の固結や生地の乾燥を防ぎ、食品・医薬品の品質を保つ。
製材工場
木材倉庫
なら
| 大きさ(mm) | 直径540×高さ310 ~直径660×高さ330 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 8.8~9.2 |
| 加湿量(ℓ/h) | 12~54 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
明記なし |
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高圧水による微細なミストを、天井から水平方向に噴霧・気化させることで、高さのある大空間を均一に加湿。木材を加工・保管するエリア全体を一定の湿度で管理できる。
滴りを防ぐノズルと配水ライン構造により、木材への水滴落下や局所的な過湿を防止。水滴による反りやカビなどの品質不良リスクを抑えられる。