Condair(コンデア)は、工業生産分野の湿度管理に注力するグローバルメーカーで、日本にも拠点を持ちます。
ここでは「ML Princess」をはじめとする、Condairの工場用加湿器についてまとめました。
| 加湿方式 | 高圧式 |
|---|---|
| 使用する水 | 脱イオン水 |
| 集塵能力 | 脱イオン水で動作するため空気中に粉塵が発生しない |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | 記載なし |
| 加湿量 | 12~54ℓ/h |
| 製品重量 | 8.8~9.2kg |
| 幅 | 記載なし |
| 高さ | 310~330mm |
| 奥行 | 記載なし |
| 目安面積 | 記載なし |
ML Princessは、高圧噴霧により微細な水粒子を拡散させる噴霧型の加湿器です。大空間でも濡れを抑えた加湿を可能にする、この製品の特徴を紹介します。
高い天井を持つ、広い空間の加湿を得意としています。
天井取付型で、各ユニットに内蔵されたファンが加湿された空気を広範囲に拡散。微細な水粒子が床や設備に到達する前にすばやく気化することを促して、空間全体を均一に加湿します。
適切な設置高さ・気流設計・水質管理を行えば、大空間においても滴りの発生を抑えた安定運用が可能です。
RO(逆浸透膜)水、または脱イオン水で運用でき、水道水に含まれるミネラル分(カルシウムなど)が空気中に持ち込まれるのを予防できるのがメリットです。加湿による「ミネラル残渣(白残り)」と呼ばれる粉塵の発生を抑制します。
木材の塗装工程、印刷物の表面、電子部品の実装ラインなど、微細な付着異物や表面欠陥が製品の歩留まりに直結するような、クリーンさが求められる工程において品質の安定化に寄与します。
圧縮空気を必要としない天井取付型の加湿器です。コンプレッサーが不要なため、圧縮空気源の新設コストはかからず、59dB(A)という静音性(参考値)を実現。
また、消費電力を抑えられるので、運用コストの低減にも貢献します。
1ユニットあたり12〜54L/h(天井取付時の公称値)※の加湿能力を持ちます。
工場の生産規模や必要な加湿量に応じて、ユニット台数を段階的に増設していく運用が可能。初期投資を現状のニーズに合わせて適正化できるため、過剰な設備投資を抑制しやすい製品です。
ML Princessは、製材工場などの高天井の大空間を加湿したい工場に導入されています。
ここでは、その事例を詳しく解説します。
木製窓・ドアを製造するNorDan Groupでは、製品品質の維持が課題でした。
木材は乾燥に弱く、湿度が不安定だと反りやひび割れ、接着不良といった重大な欠陥を引き起こすリスクがあります。
そのため、木枠の加工から組み立てに至るまで、年間を通じて室内湿度を50〜60%RHの範囲で安定させることが、品質確保のために不可欠な条件でした。
NorDan GroupはML Princess高圧加湿システムの導入を決定。低いエネルギー消費と、工場の拡張に合わせて増設できる柔軟性が採用の決め手となりました。
導入後は、木材の切断工程から塗装、組立、最終的な保管エリアに至るまで、工場全域で湿度50〜60%RHの安定維持を実現。
木材の歪みや表面割れ、接着不良といった品質リスクの抑制に寄与しています。
圧縮空気を使わずに天井取付できる手軽さと、内蔵ファンによる広い生産エリアへの均一加湿が特徴です。
特に、高天井の製材所・材木工場といった、乾燥や、過剰な加湿による水滴が品質・生産性の課題となりやすい現場に適しています。
洗浄可能なステンレス製シリンダーと、水垢管理システムにより、メンテナンス負荷を低減させたスチーム加湿器です。
運用する水の水質に応じて、RO水使用時は±1%RH、水道水使用時でも±3%RHという高精度な湿度制御を実現します。
空調機組込型で最大160kg/h、室内直接噴霧型で最大40kg/hの能力を発揮可能。
BACnetやModbus通信にも対応し、ビル管理システムとの連携も容易です。
| 加湿方式 | 蒸気式 |
|---|---|
| 使用する水 | 水道水(飲料水)、RO水、その他の脱塩水(demineralized water) |
| 集塵能力 | 記載なし |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | 高度な水垢管理システムでメンテナンスも簡素化 |
| 加湿量 | 5.0~10.0kg/h |
| 製品重量 | 40.2~263.2kg |
| 幅 | 453~1,033mm |
| 高さ | 987~1,097mm |
| 奥行 | 370~406mm |
| 目安面積 | 記載なし |
圧縮空気と水を混合して微細なスプレーを生成し、滴りのリスクを抑えながら迅速な気化を行う加湿器です。60L/hと600L/hのモデルが用意されています。
0%から100%の範囲での変調制御により、±2%RHの精密な湿度コントロールが可能です。
ノズルには自動洗浄機能が備わっており、メンテナンス頻度を抑えた運用もできます。
粉塵が多い環境をはじめとする、耐久性が求められる産業用途に適した製品です。
| 加湿方式 | 圧縮空気、水スプレー |
|---|---|
| 使用する水 | 軟水、脱イオン水 |
| 集塵能力 | 記載なし |
| 到達距離 | 記載なし |
| メンテナンス | ファンのない設計で、汚れた埃の多い産業環境でも最小限のメンテナンスで力強い稼働が可能 |
| 加湿量 | 2.5~600kg/h |
| 製品重量 | 記載なし |
| 幅 | 380~520mm |
| 高さ | 535~750mm |
| 奥行 | 160~200mm |
| 目安面積 | 記載なし |
Condairは、1948年に創業した加湿・気化冷却ソリューションのグローバル企業です。世界22か国に販売およびサービスの組織を構え、欧州、北米、中国に生産拠点を有します。※
日本国内の事業を担うのはCondair Japan(コンデア ジャパン)です。
| 会社名 | Condair Japan (コンデア ジャパン) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西2-8-4 EX恵比寿西ビル5F |
| 電話番号 | 03-6869-7023 |
| URL | https://www.condair.jp/ |
印刷・電子部品
プラスチック工場
なら
| 大きさ(mm) | 高さ1,995×幅700× 奥行450~ 高さ3,010×幅2,000× 奥行1,000 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 95~495 |
| 加湿量(ℓ/h) | 3.4~43.7 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
100~460 |
▼マウスオンすると、加湿方式の解説が出てきます
水分を含んだ空気を大風量で循環させ、広い工場内を行き渡るように均一に加湿。包装フィルムの印刷不良やプラスチック成形品の水跡・曇り、電子部品のショートを防ぐ。
空間をムラなく加湿することで静電気の帯電を抑制するだけでなく、工場内に浮遊する塵・パウダーを回収。包装フィルムへの白抜け(ピンホール)を防ぎ、プラスチック成形品の外観不良を低減する。
食品工場
製薬工場
なら
| 大きさ(mm) | 高さ550×幅380× 奥行285~ 高さ650×幅680× 奥行370 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 16~41 |
| 加湿量(ℓ/h) | 1.5~23 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
明記なし |
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ステンレス内の電熱ヒーターで水を加熱・殺菌し、純度の高い蒸気だけを供給して衛生的に加湿。純水を使用するため、ミネラル分が残らず白い粉の浮遊・付着を防げる。
湿度センサーの検知値に応じて蒸気量を細かく制御し、設定湿度を一定に維持。粉末原料の固結や生地の乾燥を防ぎ、食品・医薬品の品質を保つ。
製材工場
木材倉庫
なら
| 大きさ(mm) | 直径540×高さ310 ~直径660×高さ330 |
|---|---|
| 運転重量(kg) | 8.8~9.2 |
| 加湿量(ℓ/h) | 12~54 |
| 加湿可能な 目安面積(㎡) |
明記なし |
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高圧水による微細なミストを、天井から水平方向に噴霧・気化させることで、高さのある大空間を均一に加湿。木材を加工・保管するエリア全体を一定の湿度で管理できる。
滴りを防ぐノズルと配水ライン構造により、木材への水滴落下や局所的な過湿を防止。水滴による反りやカビなどの品質不良リスクを抑えられる。